西日本・オフ会と花火ふたつ
H15/8/14〜18

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 いつもお世話になっている財政寄付人氏の主催によりオフ会が、1年ぶりに開催されることになりました。場所は岡山。夏休みを取れる時期でもあり、これにあわせて西日本をふらつくことにしました。
 プランニングしていると、こんどはのりのりさんから花火大会観覧オフのお誘いがあり、日程がちょうどよかったので合わせて参加することにしました。
 そして、車中・ホテル・車中・ホテルと4泊5日のプランができあがったのでした。


〜その1〜

 横浜発0時14分、臨時快速大垣行。今季からこの列車は「ムーンライトながら91号」として全席指定になり、横浜からでも使いやすくなりました。この2週間ほど前にもこの列車に乗りましたが、189系(国鉄時代からの特急型車両)ということもあり定期ムーンライトながらとはひと味違う雰囲気でした。通路を隔てた席には男女2人連れが座っていましたが、前の座席を回転させて4人分を占拠…全車指定席なのでたぶん2人で4枚の指定券を購入していたのでしょうけれど、これは規則違反だよぉ!(車掌にもしっかり注意されていました。)
 ぐっすり眠って、6時前に大垣着。乗り継ぐ普通列車は4両でしたが、乗っていた位置が2号車で階段に近かったので走ることもなく座ることができました。うとうとしたものの米原で乗換え、新快速で一気に姫路へ。通勤時間帯にかかり草津あたりからかなりの混雑になりましたが、大阪からはまるで別列車のようにがらがらになってしまいました。ちょうど高校野球の時期で、大阪では隣に桐生第一高校の応援列車がいました。と思ったら、次の瞬間にはもう姫路の手前を走っていました。(^^;

 姫路からの三原行きは、普段は4両ですが青春18きっぷ通用期間中は客が集中するためか7両に変更されていました。これ自体はちょうど1年前にも経験していましたが、この日は列車の行先自体が岡山に変更されていました。岡山では所定の編成が待機していましたが、隣のホームで乗換はたいへんだったみたい…。

姫路駅にて

 岡山で一旦外へ出て、岡山電軌の路面電車に乗ってみました。岡山駅からは清輝橋と東山への2つの路線がありますが、まずは発車待ちをしていた清輝橋行に乗り込みました。岡山市の中心部を走ること5分、郵便局前電停でほとんどの乗客が降車。車内掲示をよく見ればこの路線、郵便局前までなら100円なのでした。もっとも終点まで乗っても140円です。

岡山駅前電停

 地図を見ると、大雲寺前(清輝橋の一つ手前)と門田屋敷(東山の一つ手前)の間は1kmほどで、じゅうぶん歩けそうな距離です。この日は雨でしたが、予定どおり歩いてみることにしました。途中郵便局3カ所にも寄るというおまけつきで、30分程度で歩けました。

東山電停

 東山電停の時刻表を見ると、1本あとの電車が超低床車「MOMO」による運行のようです。それならばと待ってみましたが、やってきたのは一般車。よくよく見れば、木曜日は運休なのでした。残念。
 ほぼ貸切り状態だった車内、途中の県庁通りからは先の郵便局前と同様の理由からかどっと乗客が増え、岡山駅前に戻ってきました。

 岡山からは山陽本線を西へ。次の目標は福山から分岐する福塩線です。始発の普通列車に乗ってみました。かつて便所だった場所に自動販売機が設置され、車外からもわかるようになっていました。この列車、下関まで384kmを走るロングラン列車ですが、時間があるので笠岡で後続の快速サンライナーに乗換えました。

自動販売機アリマス 快速サンライナー

 福山で駅弁を買い、福塩線へ。ロングシート2両編成ですが、空いているだろうからここでお昼…と思っていたら、空席はありませんでした。仕方なくドア脇に立ち外を眺めます。部活を終えたのか、高校生の姿が目立ちました。ぽつぽつと降りていき、府中に着く頃にはかなり空いていました。府中から先は非電化でディーゼルカーに乗換えですが、乗継ぎ時間は3分。車内放送では「乗継ぎ列車に断ったうえでトイレご利用の方はホームの先端のトイレで」と案内がありました。どちらの列車にもトイレがないためですが、実際トイレ待ちで2分の延発でした。
 乗換は小さなキハ120の1両編成。どうにか進行方向とは逆向きに座れましたが、立つ人もけっこういます。時刻は15時、ここで福山で買った駅弁を開きました。車窓からは人家が一気に減り、列車は山の合間へ入っていきます。

駅弁「島めぐり」 中身

 雨はまだぱらついているようで、車窓の山にはガスがかかっています。車内はどんどん静かになっていき、三次に着く頃にはこれまた空いていました。三次ではわずか4分で芸備線の広島行に乗換え。同じキハ120でしたがこちらは2両編成でした。
 途中、いくつかの駅で列車交換のために数分停車。狩留家では10分ほど停車したので、駅前に出てみました。停車中の列車を眺めてみれば、のんびりした雰囲気が漂っています。いつしか雨は上がっていました。

狩留家にて

 列車は広島行き。そのあとどうしようか迷っていましたが、雨が上がったので宮島に行ってみることにしました。ちょうどこの日は宮島水中花火大会の日、オフ会主催の財政寄付人氏もこれに向かって新幹線で広島へ向かっているとのメールが何通か届いていたのでした。もうこのあたりは広島市内で、対向列車は編成が長く勤め帰りの乗客がけっこういるよう…などと思っていたら、玖村から見覚えのある顔が。財政寄付人氏がお迎えに来てくださったのでした。(^^;
 広島駅では宮島へ向かう人と勤め帰りの客がホームに列をつくっていました。これは座れないな…と思っていましたが、なんとか二人とも着席できました。転換クロスシート2扉車で、通路まで乗客がぎっしり。発車は定時だったものの途中駅での乗降に手間取り、宮島口に着いた時には5分遅れでした。
 宮島口から宮島へは、JR西日本の連絡船と広島電鉄系の宮島松大観光船が並行して競っています。どちらも臨時ダイヤで増発していましたが、船に乗る人の長い列ができていました。私たちは青春18きっぷ利用なのでもちろんJR宮島航路を利用しました。

宮島航路宮島口駅

 乗場には10分おきの出航時刻が掲示されていましたが、定員いっぱいの乗船がすむとすぐに出発。わずか10分なので後部デッキで過ごしました。花火の打上げを待つレジャーボートや屋形船の明かりを見ながら宮島に到着。打上げ場所へは15分くらい歩くということですが、そちらへ向かう人がたくさんいた(というより、そこへ向かう人しかいない)ので、引返して宮島口側から見ようということにしました。
 宮島口に向けて出発、ほどなく打上げ開始時刻になりました。なんと、連絡船からばっちり見えるではないですか! わずか5分でしたが、水中で炸裂する花火の響きを堪能することができました。

宮島航路から

→オンラインアルバムにまとめてみました。こちらからどうぞ。
(8月17日の熊野大花火も収録しています。)

 宮島口桟橋の脇からしばらく眺めていましたが、大きな観光看板と屋台の出店でよく見えません。船からも堪能したので、混雑しないうちに広島へ向かうことにしました。広島行臨時「宮島水中花火」が数本運転され、その最初の列車に乗ってみましたがまだガラガラ。あと1時間もすれば大混雑になるんでしょうか。
 広島駅では食事をとろうと一旦出ましたが、21時ということもありお店が見つからず、構内のお店でパンを購入。ホームに上がると駅弁があったのでこちらも購入しちゃいました。ここで財政寄付人氏とは一旦お別れです。

駅弁「瀬戸のじゃこ飯」 中身

 広島から岡山行普通列車に乗りこみ、暗い中を2時間45分かけて移動します。福山からはこの列車が最終で、広島では立ち客もいた車内は閑散としてきました。


〜その2〜につづく


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