ばんえつクリスマストレイン
平成15年12月23日

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 11月のある日。Sもと氏から、ばんえつ物語号に乗りに行こうとお誘いを受けました。私自身は平成12年に乗っていますが、この時は途中の野沢からでしたので、全区間通して乗ってみたくなりこの話に乗りました。12月23日は年内最後の運転日ですが、毎年最後の運転はクリスマストレインと銘打たれていることはこの時まだ知りませんでした。
 いろいろな所で話しているうちに、他にもこの日の列車に乗る方がいらっしゃり、一部ご同行となりました。


 12月22日、月曜日。仕事を終え一旦帰宅したのち、快速ムーンライトえちごに乗るため新宿へ向かいました。使用するのは青春18きっぷ。高崎で日付がかわりますが、乗車日にも18きっぷを1回分使いました。最寄駅から高崎までの運賃は2210円で、青春18きっぷ1回分のねだんには僅かに届きませんが、実はこの日の通勤にも使っているのでモトは取れてたりします(笑)
 新宿に着き、ムーンライトえちごの発車する7番線へ。列車は既に入線していました。4月に車両が特急用485系に替わってから、目にするのは初めてです。指定の席は1号車で、グリーン車のマークに一瞬びっくりしましたが、1号車は半室グリーン、半室普通車なのでした。
 そうこうしているうちに、伊東からtetsu氏が到着。初めてお会いしたtetsu氏とホームでしばしお喋りし、発車直前に別々に乗り込みました。彼とは車両が別で、下車後は沿線のどこかで撮影されるということなので、次にお会いするのは翌日の昼です。
 座席は以前の165系車両に比べれば少々窮屈に感じましたが、検札のあとはぐっすり眠りました。大宮には23時40分着、すでにこの時にはぐっすり。。。

新潟にて

 翌朝5時前、列車は定刻に新潟に到着しました。以前のダイヤではそのまま村上まで行ってくれたのですが、今のダイヤでは降りなければなりません。まだ眠っていたいので、向かいに停車していた村上行快速に乗りこみ、再び眠りにおちました。終点の村上では駅前のコンビニでおにぎりを調達し、折返し列車で再び眠りにおちたのでした。
 このまま新潟に出てもいいのですが、新発田で乗換え、新津を経由してみることにしました。新発田駅構内の架線には、なぜか大量のカラスがお休み中…彼らのねぐらなんでしょうか。
 新津に到着すると、構内に蒸気機関車の汽笛が響きわたりました。SLばんえつ物語号は新潟始発ですが、どうやらここ新津で連結したのち新潟へ回送されるようです。まったく知りませんでしたが、幸運でした。数人の同好の士とともに、しばし見物。ちなみにばんえつ物語号は普段はC57 180号機が牽引しますが、この月は不調のためD51 498号機に変更されていました。

新津にて 新津にて

 ばんえつ物語号の編成は、電気機関車に牽かれて新潟に回送されていきました。見送ったあと、待つのは快速新潟行。この列車、大阪始発の急行「きたぐに」で、新津からは快速列車になるため普通車なら青春18きっぷで乗れちゃいます。新津をまわったのはこの列車に乗るためでもありました。夜行急行の静かな雰囲気の車内で、クモハユ氏と合流しました。
 新潟では構内の立ち食いそばで軽い朝食。とはいえ実は先の電車内でおにぎりを食べていたり(苦笑) ホームに戻ると、ばんえつ物語号がすでに入線していました。機関車のそばには記念撮影の人がたくさん。その中に混じって発車前の機関車を眺めてみました。電飾つきのヘッドマークが誇らしげにかかっています。

機関車の人だかり 機関車HM付

 クリスマストレインということで、中間の展望車の車内にはツリーが飾られていました。この車両で、ジャズの生演奏があるということで、クモハユ氏としばらくここで過ごすことにしました。演奏開始は新津を出てからで、車内放送で案内があったこともあり、一時はかなりの乗客が集まりました。

ジャズ演奏

 ジャズ演奏は三川で一旦終了。ここで初めて自分の席に着きました。津川では給水のため15分停車、ホームに出てみるとサンタクロースの姿の係員さんが記念撮影に応じていました。こういうほのぼのした雰囲気、いいなぁ(^^)

記念撮影

 給水作業に時間がかかったようで、津川を4分遅れて発車。まもなく車内ではじゃんけん大会が始まりました。7号車の乗客全員が、係員のおねえさんを相手に一斉にじゃんけん。私はクリアファイルをもらっちゃいました(^^)
 7号車が済むと、大急ぎで前の車両に移っていきました。狭い車内を行ったり来たり、けっこうハードそう…

じゃんけん

 列車は峠を登ります。前を見ると、喘ぐ機関車が吐き出す煙に機関車が隠れてしまっています。周囲も同好の士とはいえ、この時期に窓を開けておくことは好ましくありません。と、一瞬風向きが変わり、機関車の頼もしい姿が見えました。

機関車の人だかり 機関車HM付

 野沢で、同じボックスに指定を取っていたSもと氏とアクア氏が乗ってきました。クモハユ氏も交え、しばし歓談タイム。展望車では再度ジャズ演奏が始まり、少し見たのちのんびりするともう喜多方、そして会津若松に到着。なかなか楽しい列車でした。
 会津若松では、ラストランイベントということで、温かい甘酒と汁(具がたっぷり、地元で行事のたびに振舞うご馳走♪)をいただきました。子供用にお菓子の詰合せも配っていたようですが、こちらはすぐになくなっちゃったみたい。…て、何でチェックしてんねん(苦笑) アクア氏は郡山で知人と会うとのことでひと足先に出発、他の3人は時間があるので駅前のDomDomでコーヒータイム。
 昨晩新宿でお会いしたtetsu氏が、沿線で撮影ののち後続列車で会津若松に来られるということで、合流。お喋りしていると、あっという間に時間が経ってしまいました。私とSもと氏は郡山行の快速あいづライナー、クモハユ氏とtetsu氏は折返し新潟行のばんえつ物語号。私たちの方が早いので、お見送りしていただきました。あいづライナーには指定席があり、話のタネに指定席券を購入してみましたが、自由席もそんなに混んではいませんでした。(指定席車両は空いていて席を向合せにできたので、まぁよしとしよう) 発車前にひととおりホームから見ていると、自由席車両には「優先席」の文字が。快速列車用の運用になったとはいえ元特急型車両、表示は当然のことですが、なんとなく違和感がありました。

快速あいづライナー

 磐梯山を眺めながら、ばんえつ物語号車内で購入した「雪だるま弁当」 をいただきました。お喋りしていると、郡山まではあっという間でした。
 郡山ではちょっぴり単独行動。コンビニに寄ったのち、ふとみどりの窓口に寄ってみると、6日後に乗車予定の「ムーンライトながら」の指定席券が取れてしまいました。ここ数日、毎日のように通っても取れなかったため、感動とともに購入(笑)
 郡山からの東北線で、再び3名に。すでに入線していた列車には空席はありませんでしたが、3つめで座れ、その後は閑散としてしまいました。黒磯で乗継ぎ、途中駅でSもと氏と別れ、その後はいつのまにか爆睡。上野からは一旦千葉に出てアクア氏と別れたのち、締めくくりは珍しくグリーン車としました。もちろん青春18きっぷでは使えませんが、手許にデータイムグリーン回数券があったので、運賃を別払いして利用。私にしては珍しい行動でした(笑)


 今回ご一緒してくださった、tetsuさん、クモハユさん、Sもとさん、アクアさん、お世話になりました。またどこかへご一緒しましょう!


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