夜半にふと目覚めると、青森駅に到着するところでした。時刻は午前２時。ホームの向かいには上野行の北斗星がいて、先に発車していきました。停車した場所は、３年前にのりのりさんと初めて会ったちょうどその場所！残念ながら運転停車なのでホームに降りることはできませんでしたが…。青森を出ると大阪行のトワイライトエクスプレスとすれ違いました。
　さらにひと眠り、４時半に再び目覚めると函館に停車していました。ここではしばらく停車時間があるので、ホームに降りてみました。涼しげな空気が眠たい体に心地よい。さすが北の大地、もう暗くはありません。機関車の切り離しを見ていたら、発車時刻になりました。

北斗星１号

　函館本線に入ると、朝日がだんだん昇っていくのが見えました。大沼に反射する朝日、駒ヶ岳と並ぶ朝日、目が離せません。
　やがてすっかり明るくなると、ロビーカーでは再び乗車記念グッズの販売が始まりました。昨晩とは違いＪＲ北海道の車掌さんです。ワタクシもこんどはオレンジカードを購入、乗車証明書と書かれた台紙をつけてくれました。

北斗星１号

　札幌。今回は周遊きっぷ北海道ゾーンを使っています。まずは大通公園に行きますが、ＪＲバスが利用できるのでほんの少し乗車してみました。
　大通公園でとうきびを食べ、少し時間があるので市電に乗ってみることにしました。西４丁目からすすきのまで8.4kmをぐるっとまわります。乗った電車は普通の塗装でしたが、すれ違う電車の中にはいろいろな広告塗装がありました。
　すすきので降りた後、停留所隣ロビンソンの地下にある「あいすの家」でソフトクリームを食べました。しばらくのんびりした後、西４丁目停留所を通って大通公園まで歩きます。電車でぐるっと４０分以上かかったすすきのと西４丁目の停留所、じつは３００m余りしか離れておらず、歩けばすぐです。

札幌市内

　先ほど降りたバス停から再びＪＲバスに乗り、宮の沢に向かいます。地下鉄が便利なのはわかっていますが、周遊きっぷがあるのでバス利用です。ちょうどＡずさちゃんのオフ会があり、宮の沢でご挨拶。みなさんはここで合流してチョコレートファクトリーに行かれるそうですが、私たちは今晩は美深に泊まるのでご一緒はできません。残念ッ！
　宮の沢から札幌に戻るのですが、同じルートでは面白くない。手稲駅行のバスがあったので、手稲から電車で札幌に戻ることにしました。手稲からは快速エアポート、車椅子対応の１人掛けしか空いていなくて１人しか座れませんでしたが、札幌までは僅か１０分です。
　札幌からは一気に北を目指します。まずは特急ライラック９号。もう昼過ぎですが食事がまだだったので、ここで駅弁をとり昼食としました。買ったのは「えぞ賞味」海鮮たっぷりのちらし寿司です。食べたらしばらくお休みタイム♪

手稲から北へ

　旭川で宗谷本線の快速なよろ３号に乗継ぎ、さらに北に向かいます。列車名がついていますが、キハ４０単行で、自由席のみです。この車内でもお休みタイム。
　しばらくして起きると雨が降っていましたが、しばらくして止み、再び晴れ間がのぞきました。
　名寄まで運んでくれたキハ４０は、折返し普通列車で旭川に戻ります。このあたり、時刻表には出ていませんが、普通列車にも運転区間別に愛称がついています。名寄〜旭川の列車は「マイタウン列車かえで」というらしい。

名寄へ

　名寄からはレンタカーです。連絡すると駅前まで迎えに来てくれました。今夜の宿への最寄駅は美深ですが、適当なレンタカー営業所がなかったので、名寄で借りて明日は士別で返すことにしています。
　名寄から北へ。片側１車線ながら広々とした国道４０号線は快適です。智恵文駅の車掌車利用の簡易駅舎、ホームだけの智北駅、と寄り道。地図を見ると、仁宇布へは智北駅の脇から近道があるみたいで、そちらへ逸れてみました。
　やがて仁宇布への道道と合流し、国鉄美幸線の跡をみながら、仁宇布に向かいます。道道に入ってしばらくすると、急に両側に雪が積もっているのが見えだしました。車道には雪はなく運転に支障はありませんでしたが…。
　目的地は昨年夏にも来た「ファームイントント」です。

仁宇布へ

　雪を見ながら、ファームイントント着。昨年は仁宇布バス停までお迎えに来てもらいましたが、今回はクルマなのでそのまま到着です。荷物をお部屋に置いてひと休みすると、お待ちかねのジンギスカンの夕食。この日は私たちを含めて３組で、子供たちが賑やかでした。

ファームイントント

　お風呂でさっぱりっした後、再び食堂に下りてみました。しばらくオーナーさんご夫婦とおしゃべり。音威子府のそば、五味温泉や日の出岬など、近隣(？)の話で盛り上がったのでした。