那珂湊・竜神大吊橋・袋田の滝
(平成17年7月3日)


 7月2日土曜日、所用で学生時代の友人夫妻が横浜にやってきました。せっかくだからと、のりのりさんを誘って4人でディナー。翌日は茨城県の袋田に泊まるという話を聞いていたら、いつのまにか私とのりのりさんも日帰り同行することになっちゃいました。
(今回は自家用車での行程です。)


 朝7時すぎ、桜木町駅近くのホテルにお迎えに行き、4名で茨城県を目指しました。
 私たちにとってはせっかくの遠出、また友人夫婦は袋田以外にとくに予定はないということなので、茨城県内をあちこち行ってみようということに。まずは首都高速から常磐道に入りました。最初のサービスエリアである守谷SAで休憩し、あらためてどこへ行こうか検討。益子焼き体験が面白そうだけど時間がかかりそう。笠間稲荷や偕楽園もいいかな。那珂湊でお昼にしてもいいね。…などしばらくマップを見ながら話した結果、常磐道で水戸ICまで行き、まずは偕楽園に行くことにしました。
 一般道に出ると、偕楽園まではそれほど時間はかかりませんでした。以前行ったことがあるものの水戸駅からバスだったので、駐車場がどこにあるかわかりません。好文亭側から偕楽園沿いに走ると、隣接する常磐神社に駐車場がありました。
 せっかくだからと常磐神社にもお参り。ちょうど茅の輪くぐりがあり、くぐり方の説明もあったので、それに倣い8の字を描くように3度くぐってみました。

茅輪くぐり

 常磐神社と偕楽園はすぐ隣で、土産物屋の前を通ればすぐ東門でした。好文亭以外は無料で入れるので、早速足を進めます。ちょうど花の咲かない時期で、青々とした木々を見ながらお散歩。藤棚やしだれ桜もありましたが、当然花は全く見られず。ふと見ると、梅の木の下には実がたくさん落ちていました。
 中ほどで、ようやく花に遭遇。紫陽花がきれいに咲き揃っていました。ちょうど好文亭の下あたりで、楼閣にはたくさんの人が上がっているのが見えました。
 さらに進み、JR常磐線側へ。列車が来るかと少し待ってみましたが、少し前に行ったばかりのようで姿を現しませんでした。ここで、なんとモリゾーを発見!(笑)

偕楽園

 わずかに園内の南側をくるっと回っただけですが、再び東門に戻ってきました。友人夫婦はここのお土産屋でしばしお買い物。この門のあたり、なぜかネコがたくさんいて、思い思いに過ごしていました。

偕楽園東門のネコ

 偕楽園を後にし、水戸の中心部へ。水戸天狗納豆(笹沼五郎商店)の本店に行ってみました。車を止めると、そこは納豆のにおいでいっぱい。工場見学はできませんでしたが、併設の納豆展示館へ。売店の2階にあり、パネル展示がメインでしたが、納豆の歴史や各地の納豆のパッケージにしばし見入ってしまいました。売店でお店の方としばし話し、天狗納豆と納豆のタレを購入(^^)横浜のお店にも商品を卸しているらしい。

 まだお昼には少し早い時刻ですが、お昼は那珂湊の漁港でお寿司をいただこうということにして、車を走らせます。と、水戸市内の桜川にかかる水門橋の脇に「水浜電車軌道敷跡」と書かれた碑をみつけました。よく見ると、橋の中央には軌道の跡らしいものが見えます。(後で調べると、戦前に水戸と大洗の間を結んでいた路線とのこと)

水浜電車軌道敷跡

 あらためて、那賀川沿いに海岸を目指します。湊大橋で川を越えると、那珂湊の漁港はすぐ。ここには以前来たことがあるので、迷わず駐車場に車を入れました。まだお昼前で少し待つだけで駐車できましたが、お目当ての回転寿司はもう混んでいました。2人ずつでも、としばらく待つと、ちょうど4人分並んで空いたのでお食事開始!
 お腹がいっぱいになった後は、魚市場をしばらくぶらつきました。持って帰るのがたいへんなので買いはしませんでしたが、中は活気でいっぱい。堤防には揚がったばかりの魚が氷に浸けられていたり、店先には干物が干されていたり、見ているだけでも飽きません。

干物

 漁港のすぐ近くにある茨城交通の那珂湊駅。なかなかいい感じの建物で、ちょっと寄り道してみました。友人夫婦はお土産を含めて荷物が増えてしまったので、コンビニか郵便局で不要な荷物を自宅へ送ることに。普通郵便局は近くにはなさそうなので、コンビニから発送しました。荷造り中、コンビニの裏を茨城交通の列車が阿字ケ浦にむけて走っていきました。

那珂湊駅

 さらに北へ走り、西山荘に向かいました。この途中、道路沿いに見えたのは3月末で廃止になったばかりの日立電鉄線。営団地下鉄(現・東京メトロ)のお古の車両がのんびり走っていたなぁ…と思いながら進むと、ある駅跡に踏切の大群が! やっぱり寄り道です。
 その日立電鉄の起点だったのが常北太田駅。JR水郡線の常陸太田駅の真ん前です。この脇の踏切跡からは、駅跡の敷地にはもう走らなくなった電車が体を休めていました。

日立電鉄跡

 常陸太田駅を過ぎれば、西山荘はすぐ。水戸藩2代藩主徳川光圀(水戸黄門)公が家督を譲った後に移り住んだという西山荘、御殿自体は江戸時代に焼失したもののすぐ再建されているそうです。が、時間がないので前の公園を歩いたのみ。助さんの住居跡なんてのもありましたがこれも見送り…。
 近くに徳川家の墓所があるということで行ってみましたが、あたりをつけた方面には案内が全くありません。確かに近づいているはずなのですが…、と、ようやく墓所に到着。残念ながら公開休止となっていたのでした。

西山荘前の公園と瑞龍山墓所

 そろそろ時間が気になりだしたので、さらに北へ向かいます。ここから袋田へは一本道ですが、途中に竜神大吊橋があるので、そこにも立ち寄り。久慈川の支流の山田川、そのまた支流にある竜神ダム、その上にかかる人道専用の竜神大吊橋は、長さ375m、水面からの高さ100mで、歩道橋としては日本一を誇っているのだそう。橋の入口には駐車場と売店があり、橋も大きくて立派なもの。こんな山中にこんな立派なものが…と思ったら、渡るのには有料なのでした。渡ってみると、幅は3mと広く、ほとんど揺れることもありませんでした。

竜神大吊橋

 竜神からは、最後の目的地である袋田に向かいます。少し暗くなってきましたが、まだなんとか日はもちそう。なんとか袋田に到着しましたが、小雨がぽつぽつと降り出しました。友人夫婦はホテルにチェックインし、袋田の滝へと向かいます。17時をまわり、土産物屋はほとんど閉まっていました。お店の駐車場をあてにしていたのですが、なんとか停めさせてもらえました。よかった(^^)
 トンネルを進むと、いよいよ滝とご対面。まだ施設の終了時間ではありませんでしたが、他に見物客は1組しかいませんでした。

袋田の滝

 友人夫婦をホテルに送り、少し休んでから帰路についた私たち。ここから常磐道へは、先ほどの竜神橋経由ではなくJR水郡線沿いの国道118号線を南へ進むのが最短ルート。途中、水郡線のディーゼルカーを見かけましたが、その後日没。あとはひたすら帰るのみでした。


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