新潟、ばんえつ、おっかけっこ。
平成17年9月17日〜18日


〜その2〜
(9月18日、日曜日)

 この日はやや朝寝坊。ホテル内のレストランで朝食をいただきました。朝食終了に近い時刻だったので、客は他に1人しかいませんでした。
 私は新潟からSLばんえつ物語号に乗ります。のりのりさんは長岡にいて、ばんえつ物語号には間に合わないので、レンタカーを借りてSL列車を追っかけるとのこと。おっかっけこの始まりです。

 夏休みは終わりましたが、SLばんえつ物語号には家族連れが目立ちます。乗客が群がるSLとは逆に後部に行ってみると、新津から編成ごと牽引してきた電気機関車がまだ繋がっていました。
 9時26分、定刻に新潟を発車。車内は満席ではありませんが、けっこう賑やかです。展望車に行ってみると、この日は絵手紙作成のイベントがあり、既に親子連れが取り組んでいました。べつに年齢制限があるわけではありませんが、せっかくSL列車に乗っているのでワタクシは車窓を楽しむことにします。
 最初の停車駅、新津ではしばらく停車。この列車には何度か乗りましたが、新津の停車時間に改札の外に出たことはありませんでした。で、出てみるとコンコースにはSLを模したステンドグラスが輝いていました。
 新津からは磐越西線。まだ夏ですが、車窓には秋の気配がちらほら、ススキも見えます。天気がいいせいか、沿線にはカメラがたくさんいました。津川ではまたしばらく停車して給水。やはり機関車には乗客が群がります。
 のりのりさんはこのあたりの沿線でカメラを構えているはず。で、時折見えるカメラの列に手を振っていました。ちらっと姿が見えたので、間に合ったみたい(^^) 列車に並行する道路は、SL列車をおっかけるクルマがたくさんいました。
 車内では恒例のじゃんけん大会が始まりました。でももうすぐ野沢着、今回はここで降りる予定です。なのでじゃんけんには参加せず傍観を決め込んでいたら、野沢到着までに決着しちゃいました。参加しとけばよかったぁ(^^;
 野沢では対向列車と行き違いのため数分停車。対向列車がやってくると、ほどなく太い汽笛を響かせて、ばんえつ物語号は会津若松に向けて出発していきました。


SLばんえつ物語号
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 野沢駅。乗継ぎのためにホームに出たことはあるものの、下車したのは初めてです。ここでのりのりさん運転のレンタカーに合流するはずでしたが、駅前にはまだその姿がありません。しばらく待ってようやく現れたのりのりさん、駅の近くで少し迷ってしまったみたい…
 次に目指すのは只見線。先ほどのSLばんえつ物語号に乗っていれば只見線の起点である会津若松まで行けますが、会津若松に着く前に只見線の小出行が出てしまい乗継げません。が、野沢から只見線の会津柳津までは10キロほどしかなく、クルマでなら悠々追いつけちゃいます。それどころかお昼ごはんにどこかのお店に立ち寄る余裕すらあります。お弁当を先ほどばんえつ物語号の車内と日出谷駅で買っていたので、お店には立ち寄らずに沿線で撮影。ちょうど数少ない只見線の列車がやってくる時刻で、それを見送りました。
 なお時間があるので、柳津の市街地に入り「あわまんじゅう」を購入。お弁当と一緒に、会津柳津駅のホームでいただきました。


野沢→会津柳津
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 会津柳津からは再びおっかけっこ。私は小出行ディーゼルカー、のりのりさんはレンタカーで沿線を並走します。只見線の列車は比較的のんびり走り、また沿線にはカメラスポットがけっこうあるので、クルマでのおっかけにはちょうどいいかも。イベント列車が走る時にはクルマが集中することもあるらしいですが、今日はのんびりムードのようです。
 会津柳津から25分、会津宮下。ここで15分ほど停車します。臨時列車が走る時にはこの駅で行き違いをするダイヤになっているのですが、普段はただ停車するだけ。笛や太鼓の音が聞こえたので駅前に出てみると、ちょうど神社の祭礼のまっ最中でした。山車や神輿を少し眺めて、列車に戻りました。線路沿いの国道は駅の反対側を通っているようで、のりのりさんは残念ながらここは素通りしてたみたい。で、撮影スポットでクルマを止めては私が乗った列車を撮っていたのでした。と、会津宮下から10分、のりのりさんの乗ったレンタカーが列車を追い越していきました(^^)
 会津川口では8分ほど停車し、対向列車と行き違い。この線ではタブレットがまだ現役で活躍しています。会津川口から先の車窓はいっそう人家が減り、山が深くなっていきます。もともと少なかった乗客もどっと減り、同好の士らしい客が目立ちます。並走する国道252号線と只見川を眺めながら進み、少し開けてきたかなと思ったら只見に到着です。


会津柳津→只見
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 只見から大白川への「六十里越え」は、線路は長いトンネルで通過しますが国道は曲がりくねりながら越えます。なのでのりのりさんは小出ではこの列車を待たず、先に大白川へ向かっていったようです。
 只見を出るとまもなく田子倉トンネルに入り、抜けると田子倉に停車。冬は通過してしまう山間の小駅です。このあたりからは只見川をせき止めた田子倉湖が車窓に広がりますが、すぐに六十里越トンネルに入り、分水嶺越え。会津から越後に入ります。
 大白川でも対向列車と行き違い。ここでもタブレット受け渡しが見られます。のりのりさんもこの行き違いに間に合い、眺めたあと列車より先に出発していきました。ここから先はやや開けた中にところどころ民家が見られ、列車はなおものんびりと進みます。いつもは終点の小出まで乗りますが、今回はひとつ手前の薮神で下車しました。レンタカーは越後湯沢で返そうと思っていますが、小出の駅は魚野川の対岸にあるため、ここで合流しようというワケです。薮神駅はホームと待合室があるだけの小さな駅でしたが、実際に降りてみると道路から少し奥まった所にありました。一般の建物の脇を入っていくのですが目立った看板はなく、知らなければ駅の存在すら気づかなさそうです。


只見→薮神
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 薮神でぶじ合流。のりのりさんはずっと運転なので、ここからはワタクシが運転します。小出の市街地の外れを通り、小出ICから関越道に。小出から越後湯沢へは電車でよく乗る区間ということもあり、そんなに遠くないと思っていましたが、なかなか湯沢ICが見えてきません。40キロ近くもあったんですね。湯沢ICを出る頃にはすっかり暗くなっていました。
 駅前でレンタカーを返して、新幹線へ。新潟からやってくる速達タイプの「とき」がありましたが、すぐ後に発車の越後湯沢始発の各停「たにがわ」があったのでそちらに乗りました。観光客や北陸方面からの乗継客はみんな先発の「とき」に乗り込んでいきましたが、それが発車するとこちらの列車にも人が乗り込んできました。

 今回は新幹線は高崎まで乗り、そこからは高崎線と湘南新宿ラインのグリーン車でのんびりと横浜まで帰るつもりでした。が、高崎で降りる気がしなくなり、そのまま東京へ。予定より早く横浜に帰ったのでした。


乗車駅
時刻
( )は定刻
下車駅
運転区間
列車番号
種別・列車名
乗車車両
平成17年9月18日(日)
新潟7
0926→1200
(0926→1202)
2野沢新潟
→会津若松
8226
快速SLばんえつ物語
オハ12-314
(C57 180牽引)
3/7両3号車
指定席
野沢.
.会津柳津レンタカー
会津柳津.
1414→1736
(1413→1736)
.薮神会津若松
→小出
427D
普通
キハ48 535
キハ40 542
1/2両
2/2両
薮神.
.越後湯沢レンタカー
越後湯沢11
1919→2047
(1919→2048)
21東京越後湯沢
→東京
454C
Maxたにがわ454号
E455-1262/8両2号車
自由席
東京8
2103→2129
(2103→2109)
6横浜東京
→伊東
537M
普通
モハE230-35482/15両2号車
横浜9
2141→2144
(2141→2144)
2保土ヶ谷東京
→逗子
2171S
普通
クハE217-20344/15両増4号車


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