雪の北東北・函館
平成17年12月22日〜26日


〜その2〜
(12月23日、金曜日・祝日)

 東横イン八戸駅前、朝のおにぎりサービスは7時からですが、乗車予定の「つがる43号」は7時10分発。チェックイン時に声をかけておいたこともあってか、7時前にいただくことができました。大急ぎでいただき、無事つがるに乗車。雪が舞う中、ほぼ定時に疾走し、弘前には3分遅れで着きました。

雪の中疾走した特急「つがる」

 函館までまっすぐ向かうには青森から海峡線利用ですが、ちょっと寄り道して津軽鉄道のストーブ列車に乗るつもり。起点の津軽五所川原へは、弘前から五能線利用が便利。というわけで、少し逸れて弘前にやってきたのでした。36分の待合わせで五能線の深浦行があり、これで行けばストーブ列車にじゅうぶん間に合います。ところが、この深浦行が発車時刻になっても姿を現さず、1時間くらい遅れる見込みとのこと。それでもストーブ列車には間に合うので、待つことにしました。
 五能線の列車は結局定刻より1時間12分遅れて弘前を発車。五所川原からのストーブ列車には間に合いそうなので、とりあえずひと安心です。五所川原に着くと、すでにストーブ列車は津軽鉄道のホームで客待ち中でした。旧型客車1両を牽引するのは、機関車DD13ではなく普通のディーゼルカー。機関車は構内の車庫でお休みしていました。ディーゼルカーは機関車のかわりのようで、乗客はダルマストーブを積んだ客車にしか乗れなくなっていました。余談ですが、JRは「五所川原」津軽鉄道は「津軽五所川原」ですが、駅舎は並んで建っていて、駅の跨線橋は共用になっています。

津軽鉄道ストーブ列車(五所川原駅跨線橋から)

 ダルマストーブは2つあり、うち1つの前の席が空いていたのでそこへ座りました。そこでのりのりさんが取り出したのは焼き栗。もちろんそのままでも食べられるのですが、ストーブの上でしばらく炙るとこれまたおいしく温まったのでした。2人で食べるのは個数が多かったので、周りの人たちにもお裾分け(^^)
 五所川原駅はJRと共用なので乗車券を買っていません。車掌さんがまわってきたので乗車券を購入しました。発行された乗車券は、懐かしい、パンチで穴をあけるタイプのものでした。車掌さんは乗車券発売が一段落すると、こんどはダルマストーブに石炭を放り込んでくれます。車掌さんにとっては日常のことなのでしょうが、揺れる車内で見事に石炭片を放り込んでいきます。

津軽鉄道の乗車券。
ダルマストーブに栗をのせた。

 ストーブ列車はこの線の終点の津軽中里まで行きますが、そこまで行って折返したのではこのあとの行程がうまくいかないので、名残惜しいですが途中の金木で下車。ここで行き違いの列車の乗り換えて五所川原に戻ります。5分しかなかったので遅れないかと危惧していましたが、この線は時刻表どおりに運転していて、復路の乗車券を買い直しても余裕で乗り換えることができました。車窓には岩木富士がよく見え、地吹雪を巻き上げながら定刻に五所川原へと戻ってきました。

五所川原、ストーブ列車とディーゼルカーの並び。
機関車は津軽五所川原の車庫で眠っていました。

 五所川原ではちょうどお昼どきなので軽く食事をし、46分後の五能線の普通列車で弘前へ戻るつもりでした。ところが、なんとこの列車がいつ来るかわからず、それどころか既に20分前に発車してしまっているはずの快速「リゾートしらかみ」も途中駅に停車中でいつ来るかわからないとのこと…。ちょうど反対方向の深浦行が出発していきましたが、なんとこれは先ほど私たちが弘前からここまで乗ってきた列車で、1時間以上この駅で足止めをくっていたのでした。
 青森からは津軽海峡線の特急「白鳥15号」の指定をとっています。青森発は15時22分、それまでに着けるだろうか。1本遅らせるとその2時間後、函館着は19時を過ぎてしまいます。今夜の宿は函館の湯の川温泉のホテルで、この列車までには乗れないと夕食にありつけないかもしれません…。とりあえず、いつ来るかわからないリゾートしらかみを待つか、別料金を支払って青森へのバスに乗るか、様子をみながら過ごしたのでした。
 なんとか青森までたどりつき、予定の白鳥15号に間に合いそうなのでひと安心。少し時間ができたので、駅の近くのホタテのお店「柿源」で帆立丼をいただきました。じつはこのお店、のりのりさんと初めて会った時、ねぶた見物の後で行ったお店。あの時はねぶた見物の人で賑わっていましたが、この日は昼時を過ぎていたせいもあって、ゆっくりいただくことができました。

柿源の帆立丼
485系特急「白鳥15号」

 東北本線のダイヤは乱れておらず、白鳥15号はほぼ定刻にやってきました。列車は青森で進行方向がかわるので、乗り込むとまずは座席を回転させます。定刻に発車し、小雪が舞う中を快調に走って、16時9分に青函トンネルに突入しました。ちょうど30分後にトンネルを出ると、そこは北海道。しかし北国の昼は短く、既に暗くなってしまっていました。うとうとしながら過ごし、17時31分、定刻に函館に到着しました。
 湯の川温泉へは市電でも行けますが、ホテルは海岸沿いにあり電停とは少し離れています。路線バスだとホテルのすぐそばに停車するので、今回はバスにしました。今夜の宿は「湯の浜ホテル」。海に面していて、7つのお湯が楽しめるということで楽しみにしていました。
 夕食まで少し時間があいたので、まずは露天風呂を楽しみます。海に面した露天風呂、寒くて外には出られませんが天井は網がかかっているだけのようで、波の音が聞こえてくるような気がします。夕食は最上階の大食堂で海の幸を堪能。その後は大浴場で岩風呂や檜風呂などを楽しみました。大浴場への通路にはマッサージのおねいさんがいて、私が大浴場に行っている間はのりのりさんが、その後は交代して私が手足のマッサージをしてもらいました。

湯の浜ホテルの夕食

乗車駅
時刻
( )は定刻
下車駅
運転区間
列車番号
種別・列車名
乗車車両
平成17年12月23日(金祝)
八戸4
0710→0852
(0710→0849)
1弘前八戸
→弘前
43M
特急つがる43号
モハE751-32/6両
(青森から5/6)
5号車
指定席
弘前2
1037→1119
(0925→1010)
1五所川原弘前
→深浦
2826D
普通
キハ48 15401/2両
(川部から2/2)
津軽五所川原3
1135→1200
(1135→1200)
.金木津軽五所川原
→津軽中里
津軽鉄道151
準急ストーブ列車
オハ46 1
(津軽21-103牽引)
1/1両
金木.
1205→1225
(1205→1225)
3津軽五所川原津軽中里
→津軽五所川原
津軽鉄道12
普通
津軽21-1051/1両
青森3
1522→1731
(1522→1731)
7函館八戸
→函館
4015M
特急白鳥15号
クロハ481-30178/8両8号車
指定席
(青函トンネル1609〜1639)
函館駅前3
1753→1811
(1753→1810)
.湯の川温泉函館駅前
→日吉営業所前
函館バス
6系統
2281/1両
湯の浜ホテル(泊)


3日めにつづく
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