SL列車で喜多方へ
平成18年4月1日〜2日


〜その2〜
(4月2日、日曜日)

 ホテルで朝食をいただいた後、ばんえつ物語号の発車までしばらく時間がありました。以前、ばんえつ物語号に乗った際に、新津で発車準備をしているのを見たことがあるので、それを見ようとカメラだけ持って出かけました。
 新津まで行けば発車準備が見られると思いましたが、途中の駅で通過していく回送を見るのもいいかな、と思い、途中の亀田で下車。あいにく小雨が降り出してしまいましたが、115系、E127系、キハ110系、さらに485系特急北越、といろいろ見られました。が、回送ダイヤは以前と変わっていたようで、残念ながらお目当てのばんえつ物語号回送は見られず。583系の快速で新潟に戻りました。
 ちなみにこの快速は、大阪始発の急行「きたぐに」で、新津から快速に変身し、自由席なら乗車券だけでも乗車可能。春休み中ということもあってか、長距離客と思しき乗客が目立ちました。亀田では単に「快速」としか表示されず、乗車可能な自由席車両は案内ナシ。さらに列車自体の表示は「急行」のまま…知らなかったら乗れないと勘違いしてしまいそうデス(^^;


亀田にて
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 新潟に戻り、チェックアウトしてからあらためて駅へ。ばんえつ物語号は既に入線していました。指定された席は5号車4番と3番。じつは事前に購入した際に指定されていたのは、5号車4番と5番でした。通路を挟んで並び…と思っていましたが、よく考えるとズレてます。出発後に気づき、昨日小千谷駅で発行替えしてもらったのでした。3番が空いててよかった…。席につくとほどなく、S氏夫妻が現れました。列車の写真を撮ったりしているうちに発車時刻に。あれ、くれTくんと駅舎くんが来ない! 動き出した列車ではらはらしていると、ひょっこり現れました。これでぶじ全員集合、よかったよかった。
 新津でしばらく停車した後、磐越西線に入ると、山が迫ってきます。煙は思ったほどたくさん出ていないみたい。というわけで、窓を少し開けて前方の機関車を撮ったりしました。もちろん撮ったらすぐ閉めましたけれどね。寒いし(^^;
 新潟を出て1時間20分、三川に近づいた頃、若い車掌さんが挨拶にきました。1両全部に聞こえるように大きな声を出していましたが、車両の端近くの私たちはすぐ横(^^)拍手したら喜んでくださったようでした。


SLばんえつ物語号
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 津川では給水のためしばらく停車。雨は上がっていました。前の方に行ってみると、機関車のまわりには人だかりができていました。ホームと駅舎を結ぶ跨線橋に窓があり、ちょっと高い位置にありましたが、カメラを出すと機関車を上から見下ろすことができました。みんな機関車の方に行ってしまったようで、編成の後ろの方にはあまり人がいませんでした。
 次の日出谷駅は、とりめしが有名。個数限定なので、到着前からデッキで待ち、到着とともにとび出しました。が、売場の待合室はかなり前の方…少し伸びていた列の後ろに並びました。S氏は横から覗き込んで、もしかしたら無理かな…と言っていましたが、なんと、最後の1個が入手できました。ホントは5個欲しかったんですが、買えただけでもヨシとせねば。
 日出谷を出ると、車内ではじゃんけん大会。駅舎くんがいいところまで勝ち残ったものの、残念ながら負けてしまい、今回は誰も賞品を手にすることはできなかったのでした。じゃんけんはスタッフのおねいさんとでしたが、最後の回は車掌さんとの勝負。車掌さんも楽しそうでした(^^)
 山都では、またしばらく停車。ここではそばが有名で、個数はかなり用意されているようでみんな購入できました。が、このあと喜多方でラーメンを食べるつもりにしていたので、すぐには食べずしばらく持っていることにしました。せっかくなので、先ほどのとりめしと並べて記念写真もとっちゃいました。(山都そば、すぐ食べなかったことを後悔することになるとは、この時にはまだ思わなかったのでした)
 山都の次は喜多方です。もう降りるんだ、と思っていたら、トンネル内でだんだん速度が落ちてきました。停止はしなかったものの、機関車はかなり喘いでいる様子。見たところ客室の窓は閉まっていますが、どこかの窓が開いていたようで、車内がみるみる煙で白くなってきました。私は何度かこの列車に乗っていますが、これは初めて。大丈夫かな、と思っているとようやくトンネルから抜けました。その途端、みんな一斉に窓を開けていました。もちろん私たちも。隣の展望車に行くと、窓が開かないせいかかなり煙が溜っていたようでした。列車はその後は速度を上げ、ぶじ喜多方に到着したのでした。ホームに降りてみても、展望車のドアからは煙がもわっと吹き出ていました(^^;


SLばんえつ物語号
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 喜多方では列車の発車を見送っていたので、改札口を出ると列車から降りた団体さんたちでごった返していました。その脇をすり抜けて、観光案内所に。S氏の希望もあり、ラーメンの前にまずは酒蔵に行ってみることにしたのでした。駅前には観光馬車もいましたが、近そうなので案内所でもらった地図を頼りに歩き、10分くらいで「喜多の華」に到着。ここでは、酒造りの様子を丁寧に教えていただき、その現場も見せていただけました。酒造り自体は見ることができませんでしたが、実際の現場での説明に、一同聞き入っていたのでした。最後には試飲もさせてもらい(私はそんなに飲めないので1杯だけにしておきましたが)満足して酒蔵を後にしたのでした。
 次はラーメンです。駅前に戻り「丸見食堂」へ。ここは今回の旅の発端となった5年前にも来たお店で、今回の目的のひとつでもありました。前回おいしかった「みそ煮込みラーメン」を注文しようとしましたが、メニューに見当たりません。たしかに喜多方ラーメンといえば醤油ではありますが…。若い店員さんに聞くと、少しお待ちくださいとのこと。奥でご主人と話している様子、つくっていただけるようになったみたい。結局みそ煮込み・ネギ・醤油を注文したのでした。ネギと醤油も少しつまませていただきましたが、ん〜、やっぱりンマイ♪ 前回感動した木製の年代物のレジスターも健在でした。
 お店を出ると、雨がまた降り出していました。ラーメンでお腹がふくれたところで、食後のコーヒー。昨年のりのりさんと来て気に入った、駅前の「煉瓦」に行きました。その名のとおり煉瓦づくりの建物で、店内は天井が高くてくつろげます。ダッチコーヒーをいただきながら、のんびりと過ごしたのでした。
 雨は止んでいませんでしたが、すぐ目の前なので走って駅へ。会津若松行の列車を待ちます。と、先ほどのSLばんえつ物語号が、会津若松から折返してやってきました。降りたあとで気にもしていなかったので、偶然(笑)また見られて感激〜(^^;


喜多方にて
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 やってきはのはキハ110系3連。列車を待つ人がホームにけっこういたので心配でしたが、じゅうぶん座れました。ややうとうとしながら会津若松着。すぐ接続の普通列車、約1時間後に快速列車があり、どちらでも郡山からの接続列車は同じなので、会津若松でしばらく過ごし、おみやげタイムとしました。ここ会津若松は只見線の起点、終点の小出側は昨日乗ったわけですが、途中区間が雪で運休になっている旨の掲示がありました。これに目を止めたのはもちろんワタクシだけでしたが。
 郡山行の快速列車は発車の40分も前に入線しました。コーヒーはさっきいただいたばかりだし、することがないので列車に乗り込み発車を待ちます。ここで先ほどの山都そばを開けるS氏。時間がたってしまっているせいか、寒いせいか、麺がくっついてしまいなかなかうまく食べることができない様子でした…。この時点ではさすがに他に乗客はいませんでしたが、発車時刻が近づくと座席の半分くらいは埋まってきたかな。で、私を含め、みんな熟睡モードに突入。約1時間後、郡山に着く頃にはもう暗くなっていました。
 郡山では3分で東北本線に乗換え。磐越西線と同じ、ボックスシートの455系でした。最初はばらばらに座っていましたが、白河あたりでかなり空いてきてまとまって座ることができました。ここでくれTくんと駅舎くんが山都そばに挑戦。じつは郡山でミネラルウオーターを買っていて、それでほぐそうとしたのでした。結果は…少しはマシになったもののやはりくっついたまま(^^;
 黒磯で乗換え、こんどはワタクシが山都そばに挑戦。残ったミネラルウオーターを分けてもらい、カップラーメンのようにしばらく浸けたあと水を流してみました。結果は…あんまり効果がなかったみたい(^^;;; でも味はよかったから、ヨシとしましょう。


お弁当ほか
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 宇都宮に着いたところで、S氏夫妻とはお別れ。残る3人はここからグリーン車としました。休日は50キロ以上でも750円と比較的廉価だし、ワタクシは保土ケ谷まで2時間半近く乗るので、これはおトクでしょう。この車内で、日出谷のとりめしを食べました。くつろぎながら食べる駅弁はまた格別ですね。列車は上野行の快速で、途中古河で湘南新宿ラインの普通列車を追抜き。私はここで乗換え、上野に向かうくれTくん・駅舎くんとはお別れ。約1時間半、ぐっすり眠っていたのでした。


 今回ご同行くださった、Sもと氏ご夫妻・くれTくん・駅舎くん、一部区間ご一緒となったクモハユさん、今回もいろいろとありがとうございました!(^^)


 後日談。のりのりさんが何気なく さいなす氏のページ を見ていたら、なんと4月1日の夕方、同じ列車に乗っていたことが判明。違う車両でしたが、小出から新潟までの1時間半、完全にだぶっています。旅行記を拝見すると、只見線に乗ろうかどうか迷われたのだとか。いやぁ、世間って狭いものですねぇ(^^;


乗車駅
時刻
( )は定刻
下車駅
運転区間
列車番号
種別・列車名
乗車車両
平成18年4月2日(日)
新潟2
0739→0747
(0739→0747)
2亀田新潟
→長岡
428M
普通
クハ115-20383/5両1号車
亀田1
0822→0828
(0822→0830)
7新潟大阪
→新潟
3527M
快速
モハネ582-719/10両2号車
新潟7
0944→1310
(0943→1308)
1喜多方新潟
→会津若松
8226
快速SLばんえつ物語号
オハ12 3165/7両5号車
指定席
C57 180牽引
喜多の華、丸見食堂、煉瓦
喜多方2
1551→1613
(1551→1613)
2会津若松野沢
→会津若松
230D
普通
キハ110-2012/3両
会津若松1
1709→1811
(1709→1812)
3郡山会津若松
→郡山
1216M
快速
クハ455-371/3両
郡山5
1815→1917
(1815→1917)
4黒磯福島
→黒磯
2150M
普通
モハ456-112/6両
黒磯3
1929→2019
(1929→2019)
9宇都宮黒磯
→宇都宮
1594M
普通
モハ210-10074/5両
宇都宮8
2032→2110
(2032→2110)
3古河宇都宮
→上野
3550M
快速ラビット
サロE230-10314/10両4号車
グリーン車
古河4
2114→2257
(2114→2257)
2保土ヶ谷小金井
→大船
1320Y
普通
サロE230-10284/15両4号車
グリーン車


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