ふらっと新潟へ
平成18年10月28日〜29日
特急「あけぼの」は上野行ですが、早朝の大宮で下車しました。ここで朝食とも思いましたが、新潟行の上越新幹線「とき」に乗れそうだったので乗っちゃいました。首都圏から新潟へ一気に逆戻りです(笑)
新潟からの行程は未定。と、ホームにはキハ52の快速「べにばな」が入線しました。これに乗ってみたくなり、クモハユさんとはここでお別れ。とはいっても乗ったのは次の停車駅の豊栄まで、わずか15分でしたが力強いキハ52の走りを楽しんだのでした。
豊栄駅近くのコンビニでパンを買い朝食としました。豊栄から新潟へ戻り、さらに乗継いで新津へ。昨日乗ったDD51ばんえつ物語号に逆方向に乗ってみることにしました。
窓口に行ってみると、会津若松までだと満席でしたが、途中までなら指定がとれました。新津発の列車は盛況で、昨日とはうってかわって車内は賑やかでした。もちろん空席は見当たりません。発車前に車内の売店で何やら列ができていて、何かとみれば記念グッズの整理券を配布しているところでした。DD51牽引の日だけのグッズ販売があり、整理券に書かれた時間帯に行けば購入できるというシステムになっていたようです。
さて、この列車でどこまで行こう。五泉で下車するとけっこうな時間がとれますが、乗車時間わずか15分は惜しい。咲花で下車して温泉に、とも思いましたがどうもここは立寄りというより湯治場というイメージのようでここでも降りず。さらに先まで行くことにしました。
車内は相変わらず賑やか。乗務員さんやイベントスタッフさんも忙しそうですが、何か話しかけられるたびににこやかに応対されています。さすが! 聞けば、例年はもう紅葉が見頃なのに、今年は暖かくて遅れているのだとか。
沿線には手を振る人の姿もみられました。
咲花を発車、次の東下条駅の直前で列車は緊急停止。どうやら列車通過の直前に線路を横断した人がいたみたいです。ばんえつ物語号はふだんはSL牽引なのでそんなのい速度が出ていないと思ったのでしょうか、それにしても危ないですよね。この緊急停止で10分ほど遅れましたが、列車のその後の運行への支障はありませんでした。
列車は津川に到着。ここから先へ行くと新津へ戻る適当な列車がないので、ここで降りることにしました。昨日は真っ暗で静かだったこの駅、今日は機関車にも人だかりができていて、まるで別の駅、別の列車のよう。
新潟行快速「あがの1号」の発車まで、待ち時間は1時間。この間にどこか行く所はないかと駅前の案内看板を見れば「麒麟山温泉」の文字が。地図では歩けそうな感じがしたので歩きはじめましたが、意外と距離がありたどり着けず途中で断念。沿道にあった「ダチョウ牧場」に寄ってみました。何もないところにいきなり現れた「ダチョウ牧場」、金網の中にダチョウが10羽以上いたでしょうか、寄ってみるとむこうも「何じゃ?」とばかりに近寄ってきます。
津川からは快速あがの1号で新津に戻ります。昨日、今日午前に続いて3度めの区間ですが、その度に印象が違います。この列車はふつうのローカル列車で、客層も地元の方ばかりです。
新津からは特急「北越」で一気に直江津まで移動。今日もよく晴れていて日ざしが眩しいのですが、ちょうど太陽に向かって走っているようで、カーブにさしかかる度に日ざしの方向が左右かわります。空いていることもあり、最初は眩しいのでちょくちょく席を移動していましたが、諦めて窓側の席に腰を落ち着けました。糸魚川から先は日本海が見えますが、天気がいいと海は穏やかです。
直江津駅では、改札口前やホームで駅弁が売られています。まだ昼食をとっていなかったこともあり覗いてみれば、新商品ということで
「するてん」
を勧められ、購入。北越急行(ほくほく線)の普通列車の車内でこれをいただきました。
ほくほく線はJR東日本の路線ではありませんが、土日きっぷで乗ることができます。特急「はくたか」があれば乗ってみたいところですが、ちょうどない時間帯だったので普通列車に乗りました。途中の虫川大杉では11分停車し、対向の列車を2本やりすごします。ホームに出てみると、特急「はくたか」がすごい風を残して走り去っていきました。
列車は越後湯沢まで行きますが、十日町で下車。十日町ではJR飯山線に接続していて、それに乗換えです。飯山線は、十日町から森宮野原までの約25km、土砂災害のためバス代行運転が続いていましたが、この翌日から列車による運転が再開されるとのこと。つまりこの日はバス代行運転の最終日なのでした。
列車代行バスは駅前から発車。私のほかに親子連れが1組乗り込むと、すぐに発車しました。飯山線沿いの道路を走り、駅に近いところに設けられた臨時停留所に停車していきます。バスには運転手の他にJRの係員さんが添乗していて、停留所に停車のたびに降りて確認、「お願いします」と運転手さんに声をかけていました。
車内は部活の帰りなのか生徒さんが目立ちましたが、短区間で次々と下車。津南ではとうとう私の他に3名だけになってしまいました。津南は駅舎に温泉がある駅で、いつか訪れてみたいところですが今日は見送ります。
客数が少なくなったこともあるのか、係員さんが下車駅を訊ねてきました。私のほか1人は森宮野原で下車、あと2人は私と同じく森宮野原から列車に乗り継ぐとのこと。その状況を携帯電話で駅へ報告し、列車は接続を待っていてくれました。
森宮野原を定刻より12分遅れで発車した1両きりの列車、乗客はバスから乗継ぎの私たち3人を含めわずか4人。バスから乗継ぎではなかった1人は1つめの横倉で降りてしまいました。外はすっかり暗くなり、車内はしんと静まり返っていましたが、駅に停車するたびに客数が増えていきました。戸狩野沢温泉ではもともと30分ほどの停車時間があったのでここで遅れを回復、車両は1両増結されて2両に。増結車両も含めてどのボックスにも人がいる程度まで客数が増えていました。森宮野原から2時間で長野に到着。あとは新幹線で首都圏に戻るだけです。
駅構内で信州そばをすすり、みどりの窓口へ。土日きっぷでは4回に限り追加料金なしで指定席が利用できます。指定席は昨日のDD51ばんえつ物語号、あけぼの号のゴロンとシート、今日のDD51ばんえつ物語号と利用し、あと1回分残っているので、長野から東京への新幹線で利用しました。2人掛けのE席は空いておらず、3人掛けのA席に。ところが乗ってみると、E席どころか車両自体に乗客の姿がほとんどありません。途中から乗ってくるのかな?
向かいにいた回送列車は車内清掃中で、ドア口にはかわいい表示がありました。
ガラガラで長野を発車したあさま548号。軽井沢からどっと乗ってきて、ほぼ満席になっちゃいました。土日を軽井沢で過ごした人たちの帰りなのでしょうか。またも同じ列車とは思えないほど賑やかになり(今回このパターン多いなぁ)長野から2時間弱で東京に着きました。
衝動買いした土日きっぷでの2日間、行程のほとんどを当日決めながらという今までになかったパターンでしたが、それはそれで面白かった2日間でした。でも、やっぱり予め行程を決めておいた方が、落ち着いて楽しめたかなぁ。
今回も一部でご一緒となったクモハユさん、ありがとうございました。
( )は定刻 | 種別・列車名 | ||||||||
平成18年10月29日(日) | |||||||||
大宮 | 14 | (0634→0816) | 13 | 新潟 | 東京 →新潟 | 301C Maxとき301号 | E455-114 | 7/8両 | 2号車 自由席 |
新潟 | 2 | (0839→0854) | 2 | 豊栄 | 新潟 →米沢 | 3822D 快速べにばな2号 | キハ52 120 | 2/2両 | |
豊栄 | 1 | (0917→0936) | 1 | 新潟 | 新発田 →新潟 | 628M 普通 | モハ114-1111 | 2/6両 | 2号車 |
新潟 | 5 | (0939→0958) | 3 | 新津 | 新潟 →新津 | 2524M 普通 | モハ114-119 | 2/4両 | |
新津 | 1 | (1018→1117) | 1 | 津川 | 新津 →会津若松 | 9226 快速DD51ばんえつ物語 | スハフ12 102 (DD51 895牽引) | 7/7両 | 7号車 指定席 |
津川 | 1 | (1230→1312) | 3 | 新津 | 会津若松 →新潟 | 3221D 快速あがの1号 | キハ111-201 | 2/2両 | |
新津 | 2 | (1316→1448) | 3 | 直江津 | 新潟 →金沢 | 1056M 特急北越6号 | クハ481-3043 | 6/6両 | 6号車 自由席 |
直江津 | 6 | (1513→1607) | 2 | 十日町 | 直江津 →越後湯沢 | 北越急行843M 普通 | HK100-4 | 1/2両 | |
十日町 | 駅前 | (1610→1659) | 駅前 | 森宮野原 | 十日町 →森宮野原 | 列車代行バス 10 | 越後交通バス | 1/1台 | |
森宮野原 | 2 | (1650→1905) | 4 | 長野 | 森宮野原 →長野 | 142D 普通 | キハ110-230 | 1/1両 (戸狩野沢温泉から2/2) | |
長野 | 14 | (1928→2112) | 23 | 東京 | 長野 →東京 | 548E あさま548号 | E224-17 | 8/8両 | 8号車 指定席 |
東京 | 7 | (2113→2139) | 6 | 横浜 | 東京 →平塚 | 925M 普通 | モハ211-2013 | 8/15両 | 8号車 |
横浜 | 9 | (2141→2144) | 2 | 保土ヶ谷 | 東京 →逗子 | 2155S 普通 | モハE216-2059 | 6/15両 | 2号車 |
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