ふらっと新潟へ
平成18年10月28日〜29日


 近場へのお出かけはしているものの、なかなか遠出ができません。そんな金曜日の会社帰り、乗換えの横浜駅でふらっとみどりの窓口に行き、土日きっぷを衝動買いしてしまいました。この時点で確保したのは、土曜の夜の特急「あけぼの」のゴロンとシートの指定だけ。それ以外は全く決めておらず、帰宅後にプランニングを始めたのでした。さてどんな道中になることやら…


〜その1〜
(10月28日、土曜日)

 前夜はプランニングしきれなかったものの、とりあえず目的地だけは決定。自宅を6時に出発しました。まず向かったのは高崎線の本庄。時刻表には快速「お座敷効能温泉吾妻号」というのがあり、車両はダイヤ情報誌によればジョイフルトレイン「せせらぎ」とのこと。これを撮ってみようと思ったのでした。土日きっぷは自由席ならエリア内の新幹線にも乗れるので、高崎から熊谷までは新幹線でショートカット。熊谷から特急「水上」に乗りこむと、すぐ車掌さんが特急券を見にやってきました。もちろん土日きっぷで乗れます。ちょっぴり贅沢気分で本庄に降り立ち、駅の近くで「せせらぎ」を撮りました。


せせらぎ(快速「お座敷効能温泉吾妻号」)

 駅に戻ると、反対側の上りホームには「団体」との表示が。何かと見てみれば、先ほどの「せせらぎ」と兄弟分のような「やまなみ」がやってきました。


やまなみ(団体「秋の鎌倉散策」)

 普通列車で先へ進みます。高崎で信越線に乗換えて、安中へ。終点の横川まで行ったことはありますが、ここで降りたのは初めてです。この日、高崎から横川への臨時列車「EF55群馬県民の日号」が走るということで、それを沿線から見ようとここで降りたのでした。駅から徒歩20分ほど、国道18号線が信越線を越える「岩井跨線橋」で、碓氷川を渡る列車を上から見下ろそうというわけ。ここは撮影スポットになっているようで、同じ電車から降りて同じ場所へ来た人も数人いましたし、列車が来る時刻が近づくと数十人が集まっていました。
 ちなみに後日、この列車の写真がダイヤ情報誌に掲載されましたが、私が撮った下の写真とほぼ同じアングルでした。


EF55群馬県民の日号

 岩井跨線橋では約1時間を過ごしましたが、この後の行程がまだ確定していなかったので、そのプランニングで過ごしました。で、高崎から上越新幹線で大宮へ戻り、東北新幹線で郡山へ、さらに磐越西線で会津若松へ出て「ばんえつ物語号」に乗るという行程に決定。安中駅へ戻ってばんえつ物語号の指定券を確保し、新幹線を乗継いで会津へと移動しました。


安中駅

 郡山から会津若松への磐越西線快速。すっきり晴れわたり、車窓には磐梯山がきれいに見えます。群馬から3時間半で会津若松にやってきました。既に15時をまわっていますが昼食をまだとっていません。で、 「会津健康奨励弁当」 といういかにも体によさそうな駅弁を買い、これを「ばんえつ物語号」の車中でいただくことにしました。


磐梯山(猪苗代〜磐梯町間)

 ちなみに、ばんえつ物語号は通常はSL「C57180」が牽引しますが、同機は定期検査のため、今年に限り10月末からはディーゼル機関車「DD51」と「DD53」がかわりに牽引します。この日はDD51が牽引で、列車名も「DD51ばんえつ物語号」となっています。

会津若松駅にて

 土曜日の午後だと乗客数は少ないのでしょうか、指定されたボックスには他に乗客はきませんでした。車窓の阿賀野川はすっかり秋の様相ですが、紅葉狩りにはまだ少し早いみたい。


阿賀野川(山都〜野沢間)

 列車は野沢でしばらく停車。SL牽引の日は給水とともに人だかりができるところですが、ディーゼル機関車だとあまり人は集まってきませんでした。ホームに出てきていた乗務員さんとお話ししながら、のんびりと過ごしました。列車はこのあと津川でもしばらく停車しますが、もうその頃には暗くなっているだろうとのことで、DD51の勇姿は今のうちに撮影、っと。

野沢にて

 再び走り出した列車、車窓の田んぼは稲刈りも終わり淋しそう。そしてとっぷりと日が暮れ、津川に到着。列車はまたしばしの休息です。

車窓(野沢〜日出谷間)
津川にて

 車窓が暗くなってしまうと、車内もちょっぴり淋しくなってしまいました。しばしうとうとしながら過ごし、終点の新津に到着。ばんえつ物語号は通常は新潟行ですが、C57ではないこの時期は新津止まりで、接続して新潟行の臨時快速電車が設定されています。これに乗換えて新潟へ向かいました。この快速、特急「いなほ」に使われる車両で、グリーン車もありましたが閉鎖されて入れませんでした。もっとも、6両の編成でも長過ぎるほど、乗客の数は少なかったんですけれど。

新潟行臨時快速

 新潟の駅ビルで夕食。何にしようか迷ったのち「うどんや」というお店で「鮭といくらの親子丼」をいただきました。この後は上野行の特急「あけぼの」のゴロンとシートの指定が取れているので、それに乗るのみ。新潟は通らず、新津は通過なので、特急「いなほ13号」であつみ温泉まで行き、そこから折返し「あけぼの」に乗ることにしました。
 いなほ13号は村上から先、酒田行の最終電車。村上まではまだ普通列車がある時間帯ですが、自由席はけっこう乗っていて、停車するごとにけっこう降りていきました。村上を出ると賑やかだった車内はすっかり静かになり、いつしか客数は数えるほどになっています。と、その少ない乗客の中に見覚えのある顔を発見! クモハユさんでした。聞けば、同じ電車に新潟から乗っていて、この後も同じくあつみ温泉から折返し「あけぼの」のゴロンとシートだとか。クモハユさんとは 4月 にも「EL&SL奥利根号」で偶然お会いしており、ホント世間って狭いものです。おかげさまであつみ温泉駅での35分間は退屈な時間ではなくなりました。(^^)
 とても静かなあつみ温泉駅、星がきれいに見えます。そこへ静かに急行「きたぐに」用の583系電車が止まり、発車していきました。ふだんは羽越本線にはやってこないこの車両、関西から秋田への団体輸送のあと、はるばる関西へ回送の途中のようでした。続いてまた静かに「あけぼの」が到着。乗り込んだのはわれわれだけでした。


乗車駅
時刻
( )は定刻
下車駅
運転区間
列車番号
種別・列車名
乗車車両
平成18年10月28日(土)
保土ヶ谷1
0630→0632
(0630→0633)
10横浜久里浜
→津田沼
552S
普通
モハE216-205910/15両2号車
横浜7
0639→0704
(0639→0705)
8東京国府津
→東京
726M
普通
モハE231-35017/15両9号車
東京23
0708→0747
(0708→0747)
13熊谷東京
→新潟
305C
とき305号
226-10477/10両4号車
自由席
熊谷4
0813→0828
(0811→0827)
3本庄上野
→水上
3001M
特急水上1号
クハ185-31514/14両1号車
自由席
本庄3
0850→0910
(0850→0909)
4高崎上野
→高崎
837M
普通
モハE230-10284/10両7号車
高崎5
0913→0925
(0913→0925)
3安中高崎
→横川
129M
普通
クモハ107-1193/4両
岩井跨線橋/撮影/快速「EF55群馬県民の日」
安中1
1117→1129
(1117→1129)
8高崎横川
→高崎
140M
普通
クハ106-1011/2両
高崎13
1139→1213
(1139→1214)
13大宮越後湯沢
→東京
2408C
Maxたにがわ408号
E455-1212/8両2号車
自由席
大宮17
1234→1330
(1234→1330)
12郡山東京
→仙台
115B
Maxやまびこ115号
E455-10514/15両2号車
自由席
郡山2
1343→1454
(1343→1453)
1会津若松郡山
→会津若松
3237M
快速
クモハ455-61/3両
会津若松2
1523→1836
(1523→1836)
5新津会津若松
→新津
9233
快速DD51ばんえつ物語
オハ12 316
(DD51 895牽引)
3/7両5号車
指定席
新津4
1854→1906
(1854→1908)
6新潟新津
→新潟
9453M
快速ばんえつリレー
クロハ481-30376/6両
新潟6
2125→2301
(2125→2300)
1あつみ温泉新潟
→酒田
2013M
特急いなほ13号
モハ484-10124/6両4号車
自由席
あつみ温泉3
2336→0630
(2336→0631)
6大宮青森
→上野
2022
特急あけぼの
オハネフ25 2018/8両8号車
指定席(ゴロンとシート)


2日めにつづく


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